![須坂新聞](https://www.suzakanews.co.jp/topimg/top_title.gif)
8日に村内で発生したクマによる人身被害を受けての調査。クマが出没した箇所周辺を見て回った。
県職員や村職員、クマの生態に詳しい信州ツキノワグマ研究会員など5人が参加。被害のあった場所やクマの侵入経路と考えられる山裾を見て回り、餌になるクワの実や生ごみなどがないか確認した。点検ではクマの足跡や目立った誘因物は見つからなかったという。
同研究会代表の岸本良輔さん(70、長野市)は「若い個体が今まで入ったことのない住宅街に紛れ込んだ可能性がある。夜にクマが人里に入り、山に帰る過程でやぶに潜んでいることがある。庭に放置されたやぶがあったら刈って、見通しをよくするなど対策を講じてほしい」と話していた。