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【小布施町長選】桜井昌季町長今期での引退表明(2024.10.12)

 任期満了に伴う小布施町長選(12月17日告示、22日投開票)で、桜井昌季町長(59、松の実)は10日、町役場で記者会見を開き、1期目の今期限りで引退すると表明した。

 「2期目に思いはあったが、新型コロナが落ち着き、活気を取り戻しつつある小布施町がさらに発展するために、若い力にかけることにした」と述べた。
 町元総務課長の大宮透氏(35、林)が7日に出馬を表明したことを受け、選挙戦の行方はわからないものの、現時点では応援する考えを示した。職員の自死、不祥事などが重なったここ数年間、役場内の立て直しに力を発揮してくれたと語った。ただ、桜井町政の考え方を引き継いでもらう禅譲(ぜんじょう)ではないとした。
 大変な時期を乗り越え、小布施町が次のステージに向かう時、新しい発想にこそ可能性があるのではないかと思い、自分は辞する決意をしたと明かした。「信任いただいた町民の皆さんには申し訳ない」と決断に理解を求めた。8月中旬からさまざまな人と話し、9月下旬に後援会幹部に意思を伝えたという。
 来年1月21日までの任期中は、町制70周年記念事業、第7次総合計画策定など、残りの町政に真摯(しんし)に取り組むとした。
 桜井氏は2021年1月22日に就任。「繋ぐ・整える・育む」の三つの柱で町政を運営してきた。しあわせ会議や農商工連携事業などを通じた町民同士の対話、立場が異なる人がつながるきっかけづくりを進めた。また町の行事の復活などにも力を入れた。
 引退後は事業者に戻り「町長の経験で見えた新たな視点から、まちづくりの一端を担っていく」とした。
 桜井氏は北里大学獣医学部中退。桜井甘精堂社長、小布施文化観光協会長、町商工会長を歴任。市村良三前町長の指名を受け、2020年12月の町長選で無投票当選した。

 

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