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スラックライン国際大会で林映心さん活躍(2024.10.12)

 小布施町雁田の長野日大高校2年林映心(えいしん)さん(17)が、スラックラインの技を競う国際大会で活躍した。

 6月にドイツ・シュツットガルトで開かれた最高峰のワールドカップ(W杯)で3位に入賞。別の大会では優勝も飾り、世界の舞台で初の表彰台に立った。自信を深め、さらなる高みを目指す。
 6、7月に欧米で開かれた三つの大会に出場。W杯を皮切りに、ゴープロマウンテンゲームズ(米国・ベイル)で4位、ナチュラルゲームズ(フランス・ミヨー)で優勝を果たした。いずれも20~25人ほどが出場した大会で好成績を挙げた。
 昨年から海外の国際大会に挑戦している。昨年のドイツW杯では「うまく演技ができなかった」と、海外勢の前にベスト8止まり。悔しい思いをして「モチベーションが上がった」。練習に力を入れ、国内大会にも積極的に出場。日本のトップ選手たちと互角に戦える実力を付けた。
 国際大会では、それぞれルールが異なる中で自身のスタイルを貫いて勝負した。練習で成功したことがない技にも果敢にチャレンジする“攻めの演技”が持ち味だ。
 昨年の雪辱を期して臨んだW杯は、空中で縦に3回転して尻で着地する「トリプルフロントフリップ」に成功。「日本人で初めて。世界でも3番目」という大技だ。ゴープロマウンテンゲームズでは、同様の技で胸で着地する、さらに難度の高い「トリプルフロントフリップフィアレス」を決めた。
 5歳でスラックラインを始めた。小学生時代の2017、19年には地元小布施町で開かれたW杯にも出場。スポーツ・カジュアルウエアのブランドなどとスポンサー契約を結ぶ実力者だ。
 これまでは「みんなと楽しく遊んでいる感覚」の中で上達してきたが、高校生になって心境に変化が生まれた。競技への向き合い方だけでなく、「もっと多くの人にスラックラインに興味を持ってもらいたい。いつかは五輪種目に」と、普及への思いも口にする。
 林さんは「(国際大会で)今年は全体的に順位を上げられて良かった。特に、強い選手が一番多く出場したW杯での3位は自信になる。目標はW杯で世界一になること」と話している。
 11月には都内で開かれる国内最高峰の日本オープンに出場し、優勝を狙う。

 

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