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【須坂市消防団】県内初の「ドローン隊」を結成(2024.10.19)

 須坂市消防団(関延之団長)は12日、県内で初めてとなる「消防団ドローン隊」の結成式とドローン機体の安全祈願式を福島スポーツ広場で開き、行政・消防関係者や機体納入業者ら約40人が出席した。

 ドローン隊は全国でも珍しい女性団員で構成。上空からの情報収集などを行うことで、今までは難しかった女性団員の災害現場への出動や活躍を図ると共に行方不明者の捜索などにも出動・活躍の場を広げていく。
 ドローンは国の「消防団の力向上モデル事業~女性団員等活躍推進事業」に採択され、同消防団として初めて実践用1機を配備。広角・ズーム・サーマルの各カメラ、レーザー距離計を装備するほか防塵防水性能に優れ、最大高度5,000m、最高速度毎秒23m、1回の飛行時間最大41分など、災害時の厳しい環境下でも的確・迅速に対応できる。
 結成式では、関団長が6人の隊員に委嘱状を手渡し、代表して徳武洋子隊長(前音楽隊長、今年1月から新設の女性部部長)が「台風19号災害時に多くの女性団員から『自宅待機するしかなかったのか、私たちにできることはなかったのか』という意見をいただきました。ドローンは力や体力に自信がなくても訓練を重ねていけば技術が身につくものと思います。今後しっかり訓練して、女性団員の私たちにできることの一つにしていきたい」と決意を述べた。
 また、関団長は「長野県で初めての消防団ドローン隊が発足しました。災害に強い消防団を目指す上で大きな期待と同時に、市民の安心安全を上空から守る責任も重く受け止めています。ドローン隊員にはドローンの能力が存分に発揮できるよう十分に訓練を重ねていただき、地域の皆さんの生命・財産を守るべく活躍をお願いいたします」とあいさつ。三木正夫市長も感謝と激励の言葉を贈った。
 ドローン隊員は徳武隊長のほか、成田衣里さん、荒井彩花さん、田中優子さん、樋口瞳さん、佐藤祐香さん。
 6人は式終了後、デモンストレーションを行い、目標地点への着陸や上空100m以上の飛行に大きな拍手が送られていた。

 

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