昨季2部で優勝した北海道YSに完敗。監督、選手ともに「力の差を感じた」と振り返った。一方で手応えを感じた部分も口にし、今後に向けて気持ちを切り替えた。
「非常に悔しい試合。本来のプレーができなかった」と篠崎監督。昨季3部で戦ったチームにとって、北海道YSは格上だ。「そういうチームとどういう勝負をしていくかが大事」と受け止める。
チームトップの12得点(うちアタック10得点)を挙げた常田は、「こちらの攻撃が全く通用しなかったわけではない」としつつ、「相手を崩せるサーブが打てていない。そこで点差が開いてしまった」と悔やんだ。
攻撃では、ブレイク(サーブ権を持つチームが相手の攻撃をしのいで得点)がほとんど奪えなかった。第2セットはリードしながらも「たった一つのビッグローテ(試合の流れを左右する連続失点)」(篠崎監督)を許し、勢いを止められた。指揮官は「勝負はできていると思う」と前を向いた。
4季ぶりに古巣に復帰した酒井主将は「ボールを保持する能力はある。難しい状況になったときに、いかに相手にチャンスボールを返さないかが一つの課題」。組織的なディフェンスで戦っていく重要性も挙げた。
“新生ガロンズ”で挑むシーズンは始まったばかり。酒井主将は「もちろん勝利を挙げることは大事だが、まずは楽しんで相手に立ち向かっていく姿を見せたい」と語った。