岡村さんは、市身体障害者福祉協会が市から委託を受けて運営している「障害者生きがい事業・書道班」に5年ほど前に入会して書道を始めた。
書道はそれまで全く無縁だったが、書けば書くほど書道の魅力にひかれ、月2回の例会のほか、自宅でも書と向き合う時間を大切にしている。
同展には過去3回出品していたが入賞はせず、今回初入賞にして最高賞に輝いた。須坂新聞社主催の「須高書道大会」でも第55回大会で特別賞(須坂五岳ロータリークラブ賞)に選ばれるなど、わずか5年あまりの書道歴とは思えない成果を上げている。
岡村さんは「最優秀賞と聞いて本当にびっくり。思いもよらないことでとてもうれしく思っています。会員の方から誘われて何気なく書道班に入会しましたが、書道に出会えてよかった。この受賞を励みに、これからもがんばっていきたい」と話している。