羽毛田孝一署長が、警察犬「ヴォルフィンク・オブ・S・ウイスタリア号=愛称リュウ」(6歳1カ月、オスのシェパード)を伴って来署した山崎さんに賞状を手渡した。
須坂署によると、9月下旬、須坂市内在住の高齢女性が行方不明となり、深夜1時ごろに出動要請を受けた山崎さんがリュウと共に女性宅に急行。リュウに女性の所有物のにおいを覚えさせ、捜索して30分ほどで、自宅から約200m離れた場所で女性を発見した。女性は呆然と立ち尽くし、軽症を負っていたという。
山崎さんは今年1月に通算38年目、リュウは5年目の嘱託警察犬の委嘱を受けた。昨年までに通算172回、今年は今回で4回目の出動という。
羽毛田署長からねぎらいの言葉を掛けられた山崎さんは「長年やっているので感謝状は13枚目になるが、発見できるのは100回に1回程度。それほど難しいが、今回は運良く見つかり、無事保護されて良かった。これからも出動の要請があれば1分1秒でも早く現場に駆けつけ、警察の活動に貢献していきたい」と話している。