救助用ボートは今年度新たに1艇を導入、2艇体制となった。新ボートは従来より馬力が増したことで、いち早く現場に到着でき、急流での救助活動にも迅速に対応できる。
救命索発射銃は対岸に命綱を渡したり、要救助者に膨張式浮き輪を渡すための銃。より正確な到達が求められる。
今年度初導入のレスキューポールは最大13m伸ばすことが可能、陸上から要救助者に浮き輪を渡したり、川に流された人を救助することができる。
急流救助は今夏研修してきた署員がその技術を伝達した。
2019年10月の台風19号以降、水難救助の出動はないが、万が一に備え、水難に特化した訓練は毎年実施。須坂市消防署の樋口実署長は「高性能の資機材が新たに加わり、救助体制がより強化された。訓練を積み重ね、地域の安心安全を守っていきたい」と話している。