重機操作体験、耐震模型実験、社員の話などを通して建設業の魅力や防災の大切さを伝えた。同校の1年生19人が参加した。
建設業界の将来の担い手確保につなげようと企画。普通科高校では県内初の取り組みという。
生徒たちは重機操作体験で、道路の雪を押し出す「除雪ドーザ」と道路脇にたまった雪を飛ばす「ロータリー除雪車」に乗車。協会員らに教わりながら操縦に挑戦した。
除雪ドーザに乗車した小林琴音さんは「振動が体に伝わってきて驚いた。ペダルを踏む加減で機械を上げ下げする速さが変わってしまうので調節が難しかった」。
ロータリー除雪車を操った峯村愛凪(あいな)さんは「雪を飛ばすシュートの角度を微調整するのが大変だったけど、講師の方が親切に教えてくれたので動かしやすかった」と感想を述べた。
県建設業協会須坂支部の山﨑喜彰(よしあき)さんは「建設業を身近に感じてもらうきっかけになればいいなと思う。少しでも興味を持ってもらい、地元の建設業に就職してくれたらうれしい」と話している。