親子連れを中心に午前、午後の部を合わせて730人が来場。全日本選手権などに出場している選手や、競技とは異なる魅力があるプロパフォーマーらの演技を間近で見て、体験も楽しんだ。
市は、2028年に長野県で開かれる第82回国民スポーツ大会のトランポリン種目の競技会場。イベントは、市民らにトランポリンの魅力を肌で感じてもらおうと企画した。
競技選手の東彩乃さん(スポーツクラブ テン・フォーティー)や横澤晴稀さん(金沢学院大)らは華やかな技「宙返り」を、解説を交えながら紹介した。高々と跳躍して前や後ろに回ったり、体を横にひねったりする大技を繰り出すと会場はどよめき、拍手が湧いた。10種目の技を連続して行う競技の実演もあった。
埼玉県を拠点に全国各地で活動する「TEAM EIN(エイン)」は、トランポリンに壁を横付けした「ウォールトランポリン」を披露。観客はエンターテインメント性の高いパフォーマンスに釘付けとなり、技が決まるたびに大盛り上がりだった。
体験会も人気を集め、子どもたちが順番待ちの長い列をつくった。初めて演技を見たという星野咲湖(さこ)さんと濱花菜子さん(ともに旭ケ丘小2年)は「すごく高く跳んでいてかっこ良かった」とびっくり。体験もしては「よく跳ねて楽しかった」と笑顔を見せた。
トランポリンの普及に向け、市内で民間クラブを運営する藤沢紀和さん(旭ケ丘町)は「トランポリンの楽しさをアピールできたと思う」と喜んでいた。