須坂新聞WEBサイト 【小布施の「安市」】縁起物、火渡りの神事で平穏願う
須坂新聞
今日は何の日
1月23日(木)
●電子メールの日
電子メッセージング協議会(JEMA)が1994(平成6)年に制定。「1(いい)23(ふみ)」(いい文・E文)の語呂合わせ。
求人情報
須高管内の求人情報
長野労働局や須坂市産業連携開発課の情報はこちらから
フォトサービス
新聞DVD
須坂新聞
ニュースヘッドライン
【小布施の「安市」】縁起物、火渡りの神事で平穏願う(2025.01.18)

 小布施の安市は14、15日、伊勢町の皇大神社一帯で開かれ、だるまなどの縁起物を買い求める人でにぎわった。

 15日は町内を巡行するお練り、稚児行列が町に活気を呼び込んだ。伝統の「火渡りの神事」で町の安全・発展や無病息災、商売繁盛、五穀豊穣、交通安全などを祈願した。
 火渡りは、千駄焚き護摩行に続く荒行。燃え盛った後の炭の上を、行者らに続いて町、商工会関係者、一般参拝者らがはだしで渡り歩いた。
 境内には福だるまなどの露天商が連なった。毎年だるまを購入するという駒津侑(すすむ)さん(77、須坂市北相之島町)は取材に「ありきたりだが、健康と家内安全が願い。趣味の海釣りでたくさんとれるといいね」と、充実の1年を期待していた。
 安市に合わせて栗ガ丘小は休校。小学生の子を持つ滝沢小百合さん(39、伊勢町)は「安市は子どもたちも毎年楽しみにしている。四季折々、特に新年の伝統行事を知る貴重な機会」と話した。
 小布施の安市は江戸初期に開かれた六斎市(3と6の日、月6回開催)を引き継ぐ小布施最大の伝統行事。県内3大市の一つに数えられる。火渡りの神事は大正時代に始まったといわれる。

 

TOPへもどる