
地域交流を通して食の教育を行うグループ「まめっこの会(村石豊子会長)」とJAながの女性部高甫支部の農家から、みその仕込み方を学んだ。
会員は皿にのせた大豆や青豆、小豆を園児たちに見せて「どれがみそになるか分かる?」と質問。大豆の色や形を覚えてから作業を始めた。
ゆでた大豆(2.5kg分)を専用の機械に投入。園児たちが力強くハンドルを回すと、つぶされた豆が押し出されてきた。「ぐねぐねしていてモンブランみたい」と大興奮していた。
つぶした大豆に塩とこうじを入れて混ぜ、こねて団子状にした。村石さんから「おにぎりくらいに丸めます。よいしょ、よいしょと丸めてね」と声を掛けられると「気持ちいい。ハンバーグみたい」と夢中になって丸めた。
最後は「おいしくなあれ」と言いながら気持ちを込めて、順番におけに投げ入れた。
仕込んだみそは、今年秋に出来上がり、保育園の給食のみそ汁などで味わう予定。卒園する年長児から在園児へのプレゼントになる。
年長児たちは「丸めるのが楽しかった」「(機械で)ぐるぐる回すのが楽しかった」と笑顔だった。
村石さんは「この体験を覚えていて、いつか思い出してくれたらうれしい。少しでも食育の一端になれたらと願っています」と話していた。