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学校再編基本方針案「須坂学園構想」巡り、保護者有志が市教委に要望書(2025.04.19)

 須坂市の小中学校を再編し、小中一貫教育の推進を目指す基本方針案「須坂学園構想」を巡り、豊丘小学校6年生の保護者有志は14日、市教育委員会に同校の統廃合計画の慎重な検討を求める要望書を提出した。

 保護者5人が市役所を訪れ、中村健司教育次長らに思いを伝えた。
 市教委が示す須坂学園構想は、現在の11小学校・4中学校・1支援学校を、将来的には中学校区ごとに四つの「学園」に再編。いずれも9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」や「小中一貫型学校」の開校を目指す内容だ。
 豊丘小は、将来的に第二学園(須坂小、小山小、日滝小、常盤中、支援学校)の通学区とするため、今後6~7年後までに閉校し、須坂小に統合する方針案となっている。
 要望書では「この計画は吸収合併」とし、子どもや保護者、地域に「大きな負担を負わせることになる」と指摘。統廃合によるさまざまな影響への懸念を示し、丁寧に意見を聞いた上で「豊丘小のあり方を慎重に考えて」と求めた。
 豊丘小の現状にも触れ「小規模校の良さを生かそうと、特色ある活動を重視し、子どもたちの主体性を育てる教育に取り組んでいる」などと紹介した。
 中村教育次長は、豊丘小について「いち早く手を打たなければいけないと思い、市教委の責任で案を示した」と説明。「子どもたちにとってより良い教育環境をしっかり考えていきたい」と応じた。
 保護者の一人、森山朋子さん(43)は「豊丘小は素晴らしい学校。みんながきょうだいのように育っている。このままなくなってしまうのはもったいない」と話した。
 市教委は本年度中に基本方針を策定したい考え。18日から児童生徒の保護者を対象にした説明会を開始した。5月2日までの日程で、市教委事務局職員が各校のPTA総会に出向いて説明する。園児の保護者向けにも説明会を開く。
 地域説明会は6~7月ごろから順次開催していく予定という。

 

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