須坂市内を走行していた長野電鉄信州中野発長野行きの普通列車の窓ガラスが割れ、乗客3人が死傷した事故があったほか、建物の損壊、倒木などの被害が発生。一部ではひょうが降り、農作物への影響も出ている。22日現在、各市町村は被害状況を調べている。
　須坂市総務課などによると、市内では五閑町で建物の屋根が剥がれて飛ばされた。近くの住民によると、トタン板などが飛んできて、家の窓ガラスが割れるなどの被害を受けたという。
　市農林課によると、農作物では「ひょうにより日滝、井上地区の一部でリンゴ、プラム、モモの核果実に傷が見られた」としている。
　小布施町と高山村では、複数箇所で倒木が確認されている。
　気象庁は同日、県内北部と中部に「竜巻注意情報」を発表していた。