
2026年の冬季パラリンピックの前哨戦となる重要な大会に、副キャプテンとして挑む。「(世界ランキングに基づく)Bプールは必ず突破する」と鼓舞し、「小回りを利かせたクイックプレーでチームに貢献し、全勝したい」と意気込んだ。
世界ランキング9〜14位の6カ国が参加する今大会で、上位2カ国はAプールに昇格すると同時に、3カ国がノルウェーで11月に開かれるミラノ・コルティナ2026パラ冬季大会の最終予選に進出できる。そこで2位以上になると本戦への出場権が与えられる。
新津さんは2019年の世界選手権以来、7度目の日本代表。日本は23年、世界選手権Bプールで優勝し、昨年はAプール(1〜8位)に昇格していた。
役場へは、専用のそり「スレッジ」やスティックなど用具一式を持参し、競技や大会について説明。今大会を突破したとしても、その後は間違いなく厳しい戦いになるとしつつ、「これまで積み上げてきた悔しい思いを払拭できるような圧倒的な強さを示したい」と力を込めた。
大宮透町長は「新津さんの活躍は町民として非常にうれしい。心から応援しています」と期待した。
パラアイスホッケーは、1チームがゴールキーパー1人とフィールドプレーヤー5人の計6人で構成。スレッジに乗り、左右の手にスティックを1本ずつ持ってプレーする。15分×3ピリオド。激しいフィジカルコンタクトとスピード感から「氷上の格闘技」とも称される。
◆新津和良(にいつ・かずよし) 長野市(旧豊野町)出身。12歳で骨肉腫を発症。右下肢を切断し、回転形成術を受けた。肺へのがん転移を8回ほど経験。高校1年まで入退院を繰り返した。医師からは「生きているのが奇跡」と言われたことも。現在、耳に不調を抱えるが、それ以外は万全という。車いすバスケの選手だったある時、パラアイスホッケーに誘われ、2018年から競技を始めた。長野サンダーバーズ所属のフォワード。今年、小布施町に新居を構えた。